気づいている方も多いかと思いますが、実印は同じ素材でもお店によって値段が違います!
「こっちのお店はなんでこんなに安いの?」
「店舗ごとに値段が全然違うのはなんで?」
といった疑問があるかと思います。
当ページでは上記の疑問に応えるべく、はんこ通販サイトを10社以上比較し、何故お店によって値段が違うのかを、一覧表用いてわかりやすく説明しています。
できるだけ多くのサイトを比較することが、理想の実印を安く手に入れる秘訣です。
初めて実印を作るという方でも、価格相場を知ることで、好みの素材でリーズナブルに作成することが可能です!
「安い素材で値段を抑えるか」「高級素材で質にこだわるか」などの悩みがある方も、当ページにて、コスパが抜群の素材ランキングを紹介していますので、参考にして下さい!
それでは、まずは店舗ごとの価格差からみていきましょう。
実印の値段が店舗ごとに違う理由
実印を作るにあたってネットで情報収集をしていると、通販サイトによって、同じ素材でも値段が違うということに気づかれた方も多いのではないでしょうか。
同じ素材であっても、取り扱う店舗によっては、2倍近い差があることも。
というのも、実印の値段は1,000円以下~10万円以上まで幅広くあり、同じ素材・サイズでも、購入する場所により価格に大きな差が出ます。
値段に差が出る理由としては、4つの要因があります。
- 素材の質
- サイズ
- 作成方法
- 店のスタイル
値段に差を生む4つの要因
1.素材の質
実印の素材は、取扱っている店舗によって品質に差があります。
希少価値の高さや、見た目の美しさによっても値段は変わりますので、店舗ごとに値段に差が生まれます。
2.サイズ
実印は同じ印材・書体であっても、サイズが大きくなれば、当然値段も上がる。
印面が大きければ、使用する印材も多くなり、それだけ作成の時間がかかってしまうので、値段が上がるというのはイメージしやすいですね。
そのため、銀行印と認印に比べると、実印の値段が高いことが多いです。
3.作成方法
実印を作成する手法は、手彫り・手仕上げ・機械彫り、の3つ。
この中で1番安価なものが機械彫りです。100円ショップや文具店で販売されている三文判などは、機械での大量生産により低価格になっています。
通販サイトなどで1番多い方法が、手仕上げ。
機械で途中まで制作し、最後の印面部分は手作業で作成するため、機械彫りに比べ安全性が高く、時間と手間がかかります。
その分だけ値段も上がります。
最も高価になるのが、手彫りの場合。
実印は多くの場合、国家資格である印章彫刻技能士が手作業で作成します。
そのため、個性的で防犯性も高い分、時間がかかり、値段も高額に。
まとめると
手彫り>手作業>機械彫りの順番で、値段に差が出ている。
4.店のスタイル
実印の値段は、その店の仕入れや販売手法によって変わっています。
通販サイトは、大量仕入れでコストを抑え、彫刻から発送までを自社で行っています。
加えて、実店舗での販売をせず、宣伝を極力抑えるなど、様々な方法で経費を削減することにより、お店ごとに値段に差が生じている。
上記が、同じ実印でも通販サイトによって値段が違う理由になります。
「ネットは安いけど不安」
「実店舗の方が安心して作成できそう」
と思われる方もいるかと思います。
ですが、実店舗とネットで品質に差はほとんどありません。
基本的に実店舗での購入は、ネットに比べ高額になります。
それでも、実印の手触りや質感を直接見て決めたい、という方は安心料として実店舗で作成することもあるようです。
ここまでをまとめると
- 実店舗>ネット通販
- 手彫り>手仕上げ>機械彫り
上記の2点を抑えることで、お得に実印の作成が可能です。
それでは次で、手彫りと手仕上げの違いについて見ていきましょう。
手彫り、手仕上げって何が違うの?
実印の値段に大きく関わる彫刻方法。
彫刻方法には、機械彫り・手彫り・手仕上げ、の3つがあります。
しかし、機械彫りは想像できても、手彫りと手仕上げの違いはわかりづらいですよね。
以下で彫り方の特徴をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
印鑑の彫り方の特徴
【手彫り】
職人による手作業で実印を作る手法。
機械彫りと違い、同じ印面にはならないので、防犯面からも安心できます。
印章彫刻技能士という国家資格もあり、店舗によっては1級印章彫刻師が在籍しているところも。
職人による完全な手作業で作られた印面には模様があり、美術品のようにも見えます。
しかし完全手作業のため、完成までに時間がかかり、その分値段も高額。
手作業で作られた印鑑は、他に同じものがないので、防犯性が高く、値段が少し高い分、実印にピッタリです。
【機械彫り】
デザインを決めて、機械でその通りに彫っていく手法。
手作業と比べ、仕上がりが圧倒的に早く、大量生産が可能。
大量生産することにより、コストを抑え、手彫り・手仕上げと比べると値段は安い。
ですが、実印を作る際に、値段だけで選ぶことはおすすめできません。
というのも、100円ショップや文具店で売られている、いわゆる「三文判」は全く同じデザインで大量に作られているため、実印としての使用は非常に危険です。
しかし、三文判用の機械彫りと、通販ショップの機械彫りは同じものではありません。
通販ショップで作成される機械彫りの印鑑は、多くの場合、機械彫りで作成した後に「手仕上げ」という行程を経ています。
そのため、機械彫りだからといって、全ての通販サイトが危険ということではありません。
手仕上げについては下記で説明しております。
【手仕上げ】
今最も多い手法が、この手仕上げ。
途中まで機械で削り、仕上げを手作業で行う手仕上げ。
手作業で実印を仕上げるため、機械彫りと違い、同じ印影が流通することがなく、機械の利用により、手彫りよりも大幅に時間短縮が可能です。
手彫りでは時間と値段がかかってしまい、機械彫りでは同じ印影が多数流通しており、セキュリティに不安がある。
このような悩みに応えられる手法ですね。
現在通販サイトの多くが手仕上げで実印を作成しています。
手仕上げが増えたことにより、手彫りに比べ、印鑑作成のスピードは格段に上がりました。
このように、通販サイトで即日発送可能な店舗が増えたのには、手仕上げが使われるようになった背景があります。
そのため、ネットで購入すると同じ印影の実印が出回る、ということはないのでご安心下さい。
上記をまとめると
・とにかく早く、安く実印が欲しい方 → 機械彫り
・質にこだわりたい、手作業でのオリジナルの実印が欲しい方 → 手彫り
・値段は抑えたい、けれどセキュリティは気になる → 手仕上げ
という選び方がおすすめです。
手彫りと手仕上げの違いがわかったところで、次の章では男女別に平均の値段をご紹介しています。
実印の注文の前にみてみましょう!
気になる値段を10社以上の店舗で徹底比較!
ここでは、実印を作る際に気になる、値段の相場・平均価格について、図を使って説明していきます。
男性用実印 16.5mm 平均価格 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
店名 | 薩摩本柘 | 彩樺 | 黒水牛 | 象牙 | チタン | 琥珀 | 平均価格 |
平均価格 | ¥6,376 | ¥8,187 | ¥9,051 | ¥28,128 | ¥17,642 | ¥12,215 | ¥11,970 |
ハンコヤドットコム | ¥5,200 | ¥6,100 | ¥6,400 | 取扱無し | ¥19,500 | ¥17,400 | ¥10,920 |
ハンコマン | ¥4,280 | ¥5,280 | ¥4,680 | 取扱無し | ¥20,090 | ¥14,800 | ¥9,826 |
はんこプレミアム | ¥3,880 | ¥5,900 | ¥5,280 | ¥21,800 | ¥9,800 | ¥7,680 | ¥9,057 |
平安堂 | ¥13,824 | ¥17,064 | ¥23,544 | ¥35,424 | 取扱無し | 取扱無し | ¥22,464 |
印鑑本舗 | ¥2,480 | ¥2,980 | ¥2,280 | 取扱無し | ¥6,980 | ¥8,980 | ¥4,740 |
ハンコワークス | ¥3,168 | 取扱無し | ¥3,373 | 取扱無し | ¥7,480 | 取扱無し | ¥4,674 |
畑正 | ¥11,800 | ¥11,800 | ¥17,800 | ¥27,160 | ¥42,000 | 取扱無し | ¥22,112 |
女性用実印 15.0mm 平均価格 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
店名 | 薩摩本柘 | 彩樺 | 黒水牛 | 象牙 | チタン | 琥珀 | 平均価格 |
平均価格 | ¥5,235 | ¥7,111 | ¥7,815 | ¥23,523 | ¥17,177 | ¥13,341 | ¥10,669 |
ハンコヤドットコム | ¥4,200 | ¥5,100 | ¥5,400 | 取扱無し | ¥16,390 | ¥15,300 | ¥9,278 |
ハンコマン | ¥3,680 | ¥4,280 | ¥3,980 | 取扱無し | ¥17,000 | ¥13,800 | ¥8,548 |
はんこプレミアム | ¥2,980 | ¥5,100 | ¥4,280 | ¥18,800 | ¥8,800 | ¥7,080 | ¥7,840 |
平安堂 | ¥10,584 | ¥14,904 | ¥20,304 | ¥31,968 | ¥34,992 | ¥23,544 | ¥22,716 |
印鑑本舗 | ¥1,980 | ¥2,480 | ¥1,980 | 取扱無し | ¥5,980 | ¥6,980 | ¥3,880 |
ハンコワークス | ¥2,418 | 取扱無し | ¥2,962 | 取扱無し | ¥6,480 | 取扱無し | ¥3,953 |
畑正 | ¥10,800 | ¥10,800 | ¥15,800 | ¥19,800 | ¥30,600 | ¥23,000 | ¥18,467 |
上記の表は男性16.5mm、女性15mmの人気サイズでの価格相場になります。
男性用は10,000円前後、女性用のものは9,000円前後で実印を作ることが可能。
更に、通販サイトによっては5,000円以上で送料無料になるため、実印作成の際は店舗ごとのキャンペーンなどにも注目してみましょう。
コスパ重視・素材重視、あなたはどっち?
上記の表で男女別に平均の値段を紹介させていただきましたが、
「安ければ安い方がいい」
「少し高くても良質なものを作成したい」
2つのタイプに分かれるのではないでしょうか?
さきほどの表で、男女別に人気サイズでの値段の相場を紹介しましたが、その中からコスパ派・素材派におすすめのものを厳選して紹介していきます!
コスパ派
平均価格以下で、かつ人気素材が手頃な値段の店舗をピックアップ
・ハンコワークス
コスパ派におすすめしたいお店がこのハンコワークス。
相場から見ても圧倒的に安いことはもちろん、送料・代引き手数料が無料であり、値段を抑えて作成できるサイトです。
サイト内にレビューも沢山載っているので、実際に実印を購入した人の感想を聞けるのも安心できるポイントですね。
・印鑑本舗
こちらもハンコワークスに次いで、相場よりも割安で実印を販売しているお店です。
印鑑本舗は、丁寧な対応と発送などの速さに定評のある店舗なので、値段を抑えながらすぐに実印を入手する必要がある時にピッタリの店舗です。
・ハンコヤストアドットコム
上位の2社に比べると少し値段が上がっていますが、こちらのお店では高級素材が常に割引価格で提供されています。
琥珀や牛角系の高級印材についても、常時50%オフ以上で注文できるのは非常にお得ですよ。
素材派
材質に定評のあるお店をランキング形式でご紹介。
・平安堂
関東に60店舗を展開しているお店のネット通販サイトです。
平安堂では他の店では取り扱いのないような、珍しく、良質な印材が多数あり、素材にこだわりたい人も満足できる実印を作ることができます。
マッコウクジラや特選シャコ貝、カバなどの珍しい素材を取り扱っているので、オリジナルの実印が欲しい方にピッタリのお店です。
珍しい印材に興味のある方はチェックしてみて下さい!
・畑正
明治4年から続く京都の老舗印章店です。
象牙を始めとした高級印材に加え、京印章と呼ばれる印鑑は朱肉のノリも良く、実印におすすめです。
コストよりも材質重視の方に、ぜひおすすめしたいお店です。
・はんこプレミアム
印鑑通販サイトの中でも、比較的規模の大きなサイトです。
はんこプレミアムでは素早い対応と発送、梱包に加え、無料の10年保証と、購入後に安心できる制度が整っています。
実印のみならず、多様な商品ラインナップが用意されているのも特徴。
もちろん素材や印影も綺麗ですし、値段に関しても新生活キャンペーンなどの季節ごとの割引もあるので、チェックしてみてくださいね。
意外と安い!実印におすすめの素材をご紹介!
多くの印鑑専門サイトでおすすめされている、チタン・黒水牛・彩樺などの人気素材は、機能性が高く、デザインも優れている分、少し高額であることが多いです。
そのため今回は、上記の素材をお得な値段で販売しているサイトをご紹介します!
【チタン】
金属の素材であり、強度・耐久力は印材の中でもトップクラス。
チタンは、強度がアルミニウムの3倍・1,670℃までの耐熱性・軽量・錆びにくい、という高機能印材です。
長く使う実印などにはうってつけの印材ですね!
見た目もスタイリッシュで高級感があり、非常に人気があるため、値段の相場は約16,000円と、高額になっています。
そんなチタン印鑑を割安で販売しているのが、印鑑・はんこショップ「はんこ祭」さんです。
こちらのお店では、チタン印鑑の送料が無料・10年保証付きというサポートに加えて、豊富なカラーバリエーション・加工が用意されています。
16.5mmの通常のチタン印鑑で6,900円と、相場から50%以上安い値段になっています。
【黒水牛】
古くから象牙に次ぐ優良印材として、多くの人気を集めている黒水牛。
その耐久性と高級感から、実印のみならず、銀行印・認印にもおすすめの印材です。
象牙と比べるとリーズナブルですが、その他の印材と比較すると、相場が約7,000円とやや高額です。
取扱う店によっては、2,000円以下で購入できるものもありますが、角系の素材は1つ1つの材質が異なります。
それは角の部位や色合いが、値段に大きく影響を与えるためです。
そのため、角の取扱いの実績があり、良質なものを割安で販売している印鑑通販サイトをご紹介します。
動物由来の素材は、値段が安いという理由だけでなく、可能であれば直接材質を見て決定することをおすすめします。
【彩樺】
一般の木材と比べ、キメが細かく、硬度に優れた木材系の印材。
あたたかい印象で女性にも人気のある印材で、赤・黒と色の種類も豊富です。
彩樺は木材系の素材の中では、柘などに比べ高価になっており、相場はおよそ6,000円。
もともとコスパに優れている印材ではありますが、その中でもお得に購入できるサイトがこちらです。
他サイトに比べ、値段が非常に安く、10年保証サービスや即日出荷サービスも用意されている通販サイトです。
低価格でありながら、印影のサンプルを見ることができることも嬉しいですね。
いかがだったでしょうか?
今回は値段の部分にフォーカスを当てて、素材と通販サイトを紹介しましたが、実印は何度も買い換えるものではありません。
値段が安い、という点だけで作成してしまうと、手元に実印の完成品が届いてから、思っていたものと違う、ということになりかねません。
費用を抑えて実印を作りたいという方は、通販のレビューなどを見て、購入者の感想を参考にしながら作成をしていきましょう。
次ページで通販サイトについて詳しく説明と解説をしています。
信頼できるサイト、実印作成を任せたいショップを見つけにいきましょう!
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